池 西 剛 黒
2012.7.26(木)- 8.6(月)
AM10:00- PM7:00 水曜日定休
池西 剛という人、実作者が豊富な資料と研究で基盤を固めているのだから、これほど扱い難い人物はいない。無論、話がやきもの談から文化、芸術一般、はては日本民族、国家論にまで及んだときである。
がっぷり四つに組んで談論したのも昔のこと、論ずれば論ずるほど彼の言にうなずくことが増えたせいか、最近はぼくのほうが土俵際まで押されている感がする。ならばと、難しそうなテーマでの今回の作品展を提案したが、これも驚異的な集中力とエネルギーで造られた作品は賞玩無限。
彼から見たら不勉強かつ中途半端な相手のぼくではあるが、常に、新作を見せてくれるのは中々できることではなく、実にありがたいことで感謝するしだい。
作家と画商の共同作業は志と共闘意識で支えられるもので、それは、酒を酌み交わし論ずる回数の多さと充実感の中で育つものだと信じている。
この志と共闘意識から生まれた「黒」の魅力をたっぷりとご堪能くださいますようご案内申し上げます。
池西 剛 黒 図録
※ご希望の方には郵送させていただきます。
(部数に限りがありますのでお早めに)
▼展示の様子です。