ぎゃらかわBOX子の話です。子どもの頃の夏休みは従妹たちと母方の祖父母の家に集まっていました。昼間は川で泳ぎ昼寝のあとは井戸で冷やした祖父の畑のスイカを食べました。何と言っても楽しみは中庭に二つ並べた縁台での夕食でした。夕食の片付けが終わると縁台に寝転んで涼みます。その時みんなで流れ星を数えていました。星の名も宇宙のことも知らないころでしたが従妹たちとの想い出話はこの縁台でのきれいな星空です。今になってよく数えていた流れ星はペルセウス座流星群ではなかったかと思います。毎年この頃に見られますね。因みにこのペルセウス座流星群から流れ星は秋の季語になったということです。祖母に促されて家に入るまで賑やかでした。
ふるさとももの傾きて流れ星 中村 草田男