ギャラリーからアーケード街に出る途中のご近所さんところの菊です。陰暦九月九日の重陽の日はとっくに過ぎましたが残菊のころになると思い出すことがあります。
今は更地になったお宅の裏庭には菊畑がありました。一本仕立てや懸崖仕立ての菊も見事に手馴れたもので季節になると門の内外に設置されて通りを行く人々を楽しませていました。菊の花が終わると花だけを採って菊膾にされていました。裏庭の菊も生けるのではなく菊膾になりました。全部たべるのよと、こともなく言われ先っこの花だけを切った菊畑を見て驚いたものです。あの頃はこんな浮世離れをしたご家族があったのです。
一個だけ頂いた「銀杏餅」この季節だけのものでお目に掛かることがすくないです。
残菊
ぎゃらかわBOX 2014-11-23