越智紀久張さんが北海道に居たころのエピソードです。小樽の喫茶店のオーナーが越智さんの小さな絵を買われて店内に架けていました。そこへ仕事で横浜から来ている一人の男性が見え越智さんのその絵に釘付けになりました。彼の敬愛しているイギリスのロックグループ「ピンクフロイド」の音楽の世界そのままだったのです。石狩の家にも会いに行き、喫茶店のオーナーにはその絵を譲って欲しいと懇願しました。根負けしたオーナーは、その男性に譲ることを約束し男性は横浜へ帰っていきました。しかしその後小樽の喫茶店は火災に会い全焼、越智さんの絵も無くなりました。
夜になって雨は一段と降っています。
遅く見えられたのは今展、2度目の方たちです。
店主にとってはエビタイの荷物。
外は昏くなりました。「越智紀久張-ファンタジーⅥ-」最終日です。
今展もご来廊有難うございました!
越智紀久張 -ファンタジーⅥ- 終わります
ぎゃらかわBOX 2018-03-20