今朝も白い石鎚山です。
昨日の久万高原町まちなか交流館での「クマジネイション」が今朝の愛媛新聞に載っていました。
先日、家にある古い掛軸を観て欲しいと頼まれていた方がその掛軸を持って来られました。お函も無いとのことだったので手がかりも無いなぁ~と思っていました。風呂敷から出された15本ほどの掛軸を展げて観ていきます。どれも中々いい絵です。それでも3本ほど作家が特定できるものがありました。しかしながら売って処分するにしてもどれほどにもならないです。が、これらをお床に季節ごとに掛けかえられた人物のお人柄が伝わってきます。以前は豪農だったそうですが曽祖父あるいは祖父の時代なのかも分からないとか。現在の当家の方はまるっきり興味がなく仕舞いぱなしで持って帰ってとのことでご実家からこれらを戴いたそうです。
色紙を軸装に仕立たのが数本ありましたがその1本に「昼寝さめ竹薮近く竹の風」の俳句に三角に切った西瓜その傍らには二粒ほど西瓜の種が描かれています。落款は大家のそれです。そのことも伝えて所持された人物のセンスの良さも言いました。所持された方と同じように掛けて愉しまれたらいいですよとも。先祖を褒めてもらって嬉しいですと目も潤んでおられました。お礼はとの問いに結構ですよと言いました。一度ギャラリーを出られたあと私が何時も買っているケーキ屋さんのものですと、手渡されました。この時はあり難くいただきました。そのケーキを頂き店主たちはとても幸せな気分でした!
午後からは風雅さんも見え、そのあと本格的に寺田作品の展示準備に入ります。
朝からいい気分!
ぎゃらかわBOX 2018-11-15