高知城の杉の段(花の段だったかな?)にある「万葉集古義」を著わした高知の国学者鹿持雅澄(カモチマサズミ)(1791~1858)の「愛妻の碑」とよばれている歌碑です。赴任途中の大山岬で高知は福井の里に残してきた菊子夫人に思いをはせ詠んだものです。鹿持雅澄は菊子亡き後も追慕の歌を数多く詠んだとか。今日など暑い日中ですが暦の上では二十四気の「霜降」にあたります。糟糠の妻を大事にしましょうね。
「あきかぜの福井の里にいもをおきて安芸の大山越えがてぬかも」 鹿持 雅澄