橋本大二郎氏が高知県知事在職中の1996年、高知県美術館で「絵金展」が開催されました。「絵金」をご存知ですか?ウチノカミサンが幼少の頃、近所のお婆さんが「エキンサンのように絵が上手だねぇ~」と言っているのを聞き「エキンサン?」ってだあれ?と尋ねると「昔、絵が上手いエキンサンが居たんだよ」と教えてくれました。「エキンサンってどんな絵を描くんだろう?」とずっと思い描いていましたので高知県美の「絵金展」に出かけたのでした。
高知のYさんから思いがけず「絵金祭」の画像が届きました。毎年7月の第三土曜、日曜に高知県赤岡市で「絵金祭」が開催されます。その当時、橋本知事も「絵金祭」に参加されたと新聞記事で知りました。高知のエネルギーはすごいなあと羨ましかったです。
須留田八幡宮(するだはちまんぐう)の宵宮から「絵金祭」は始まるようです。画面右手に絵金さんが掛けられていますね。
百数十年前に町絵師金蔵が描いた芝居絵屏風を各商店前に飾り蝋燭の火で観るのです。幕末から明治にかけて猥雑で土俗的な主に歌舞伎の演目を描いています。「絵金」とは芝居絵を指す一種のブランド名になりました。だから近所のお婆さんは「エキンサン」のようだと例えたのですね。
各地区が豊作や商売繁盛を願って屏風絵の出来を競い合った「えくらべ」が昨年から復活したとのことです。
今夜はその「絵金祭」の日。大勢の人で賑わっていることでしょうね。
絵金祭
ぎゃらかわBOX 2013-07-20