今日もはっきりしない天気。
「久万美術館」で開催中の「空間に線を引く」の図録です。図録に今展の協力をされた方たちの名前のなかに「ギャラリー枝香庵」さんが載っています。どんな経緯なのですか?と尋ねました。
画廊は作家さんの作品を展示して紹介し且つ販売をします。その中で作家さんが紹介してくれる他の作家さん、画廊さんがあります。出かけて行ってお会いします。そうして拡がっていくのです。長く続けているとそんな綾のなかでまた新たな出会いがあります。気がつくと最初に会った方とは疎遠になり紹介された方と親しくなっていたり、画廊でなくともよくある話です。が、画廊にとってこの出会いは大切です。
今日来られたオークション関係の方が画廊に置いてあったこの図録を見つけて「碧南市藤井達吉現代美術館」で今展を観たそうです。平塚市美術館、足利市立美術館、碧南市現代美術館、それに町立久万美術館の4館で立ち上げた展覧会でした。
今展に出展の高垣勝康氏は枝香庵での展覧会が決まったあと亡くなられ遺作展となりました。この枝香庵の展覧会にたまたま来られた平塚市美術館長代理の土方明司氏が「空間に線を引く」に繋げました。高垣勝康氏と三人展をしたいといわれたのは教え子になる若い日本画家と陶芸家のご夫妻でした。高垣勝康氏を見つけてくださってありがたかった、いろいろな方のめぐり合わせ、ご縁でギャラリーを続けられていると感謝の枝香庵さんです。
ご縁の綾
ぎゃらかわBOX 2019-10-25